春華堂の発表

「うなぎパイ」を製造する春華堂は、「うなぎパイファクトリー」の製造ラインを3月13日から3月21日まで休止すると発表しました。うなぎパイ生産量低下のため。

【画像】うなぎパイファクトリー

うなぎパイファクトリーでは実際の製造の様子は見られないものの、工場見学、うなぎパイシアターでの製造工程映像の上映、売店営業、うなぎパイカフェは実施するとしています（移動販売車「うなくん号」は営業休止）。

 製造ラインの再開は、今後の状況を鑑みながら慎重に判断するとしており、再開日を変更する場合はあらためて告知すると述べています。

生産を休止する春華堂のうなぎパイ。売り上げが半減しているという＝12日午後、浜松市西区のうなぎパイファクトリー

菓子メーカーの春華堂（浜松市中区）は12日、「うなぎパイ」の生産を休止すると発表した。浜松を代表する銘菓として知られるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、売り上げが半減しているという。

13～21日に製造工場「うなぎパイファクトリー」（同市西区）の生産ラインを止める。2005年の同工場開設以来、1週間以上生産を止めるのは初めて。同社によると、「国内を移動する人が減り、駅や高速道路サービスエリアでの土産需要が特に落ち込んでいる」という。人気の観光施設となっている工場見学は通常通り受け入れ、併設の売店とカフェも営業する。
うなぎパイは浜松特産のウナギのエキスを使った洋菓子。同工場で1日20万～30万本を生産している。製造休止中は在庫で対応する。